吐き気に効く漢方薬

ストレスから吐き気を催している状態というのは、自律神経の乱れから消化器官が異常な動きをしているのです。ストレスの発生自体は自分以外の人間によるところが大きいため完全にコントロールすることは難しいと思いますが、自律神経を調節することはある程度ならば可能です。

 

そして自律神経を整える方法と言えばなんといっても漢方です。体の中の「流れ」を重視する漢方は体のバランスを崩すような体調不良に効果が高く、自律神経を整え胃酸過多や消化不良などを効果的に解消してくれます。

 

吐き気に効果があるとされる代表的な漢方薬として黄連解毒湯があります。黄連解毒湯は胃炎全般に効果の高い漢方薬で、慢性胃炎を患う人で黄連解毒湯を常備している人は少なくありません。黄連解毒湯は消化器の働きを高めてくれる効能もあるため、食欲がなかったり下痢気味の時などに食事の前後に飲んで効率的に栄養補給をするなどといった使い方もします。

 

安中散も胃炎に適用となる代表的な漢方薬で、特に心因性の慢性胃炎の症状緩和に役立ちます。安中散は胃酸過多を鎮める作用で有名ですが、単純に胃酸の分泌量を減らすのではなく、胃酸の分泌量を正常に戻すという作用であるため、仮に胃酸分泌不足で胃もたれ気味の時などに飲んでも症状が悪化しません。制酸剤や胃酸抑制剤よりも安心して飲むことができます。また胃酸分泌異常に限らず、神経性の胃腸症状にはオールマイティに効果を発揮してくれる使いやすい漢方薬です。